桜ソフトテニスクラブ公式ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。クラブの統括及び代表を務めております五十嵐と申します。
この度、2013年10月20日に宮城県柴田町内の小学校に通う児童を対象とした「桜ソフトテニスクラブ(通称:桜STC)」を発足し、活動を開始する運びとなりました。私たちコーチ陣の中心となるメンバーの大半が、宮城県大河原商業高等学校において、平成7年4月〜10年3月までソフトテニス部に所属していた同期の仲間です。いずれとも中学校時代からソフトテニスを初め、東北大会・全国大会を目指して日々精進して参りましたが、試合で勝ち進むにつれ喜びを分かち合う事の素晴らしさや、負ける事の悔しさといった技術や経験、そしてメンタル(精神的)な点においての未熟さや甘えなど、スポーツの厳しさや克己(自分に勝つこと)の難しさなども経験して参りました。
一方、私は家族を初めとした多くの仲間や先生方・指導してくれたコーチ・ペアを組んでくれた同期生などの掛け替えの無い支えのお陰で、高校3年生の最後の宮城県総合体育大会で、東北大会・全国大会への道を切り開く事が出来ました。これは自分自身で手にした結果では無く、数え切れない人たちの支援があって得る事が出来た結果だと痛感しております。
しかし、高校時代にはそんな温かな想いに気づかず、素直な気持ちで感謝出来ていない未熟な自分自身の心を感じていました。「技術はあっても人に感謝する心」が十分では無かったと思います。そんな事ではいけない、自分自身を間違いの無い良い方向に変えていかなければならないと常々感じていて、未来を担う子供たちにはスポーツを通じて礼儀や態度・姿勢などを学んで立派な大人に成長して欲しいと願っております。それがスポーツの力であり、本当の意味のスポーツマンシップと思います。
ソフトテニスは2人ペアでの勝負となるため、メンタルによる調子の良さ悪さというのは、プレーにはっきり出てしまいます。よって、精神的に強い子どもを養い、勝つ事の喜びの中で、敗者の悔しさを知り、自分だけではなく、周囲の人や、両親、チームメイトなど、技術だけではなく、心から強い子どもの育成を指導の一環として目指します。その点に重きを置く事で、中学・高校と進み、温かく優しい心を持った大人に成長し、「思いやり」を持った子どもたちが増える事で社会はより良いものとなり、家庭内においても円満な生活を営んでいただくことが本クラブの理想であり、目指すべき理念であると私たちは考えます。
二人のコンビネーションによっては、1+1が2ではなく、4にも5にもなります。ソフトテニスは他のスポーツと違って、私は難しいスポーツだと感じております。初めてラケットを持った時、誰もがボールがきちんと打てず、ゲームにもなりません。しかし、不思議とそんな状態でも、1本また1本と相手コートにボールを入れられる喜びを知り、時を忘れて楽しめるものです。
難しいスポーツだからこそ遣り甲斐があります。何より明るく元気溢れるプレーを楽しみ、仲間との交流、思いやる気持ちを育てながら、児童らにはソフトテニスの魅力と喜びを感じて頂ければ幸いです。 |
私たちは、心・技・体の精神を心に刻み、「思いやりの心」・「努力邁進」・「健やかな体作り」を大切にし、子どもの未来と地域社会に貢献します。 |
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